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JIM’S RAMP

こんにちは!

SPELLBOUNDのサイトウです。

ホームページ完成から1ヶ月が立つというのに中々BLOG書かずですみません。

今月からはしっかりと書いていこうかと思いますのでよろしくおねがいします。

文才の無い私ですので長文になること間違いですがそこは読み応えということでお付き合いくださいね。

皆さんは夢のような時間を過ごした事がありますか?

僕は24歳の夏に夢のような旅をした。

今回はその旅の夢のような時間の話を書いてみようと思います。

24歳の夏、僕は某スケートメーカーさんに誘われ

スケーターならきっと一度は憧れ行ってみたいと思うだろう街

サンフランシスコに行きました。

当時、毎日のようにスケートボードをしていた自分が初めてサンフランシスコを訪れたのだから

サンフランシスコについた時から興奮状態だったのは言うまでもない。

一緒に行った某メーカーさん達の案内で

スケーターがSFを訪れたら行くであろうスポット

PIER7にサード&アーミー、ウォーレンバーグでスケートを楽しみ

できたばかりのHUFの店でHUFに会いFTCでJOVONTAE TURNERに会い

WESTERN EDITIONのイベントでROB WELSHやKARMA TSOCHEFFに会ったり

LEVI’Sのカーディエル様のハンドレールやEMBをみたりとスケーター的SF観光も楽しんだ。

もちろん夜のストリートでホームレスに追いかけられたり某有名バンクスポットで警察に捕まり

警棒でグリグリされるなどのスリリングな経験もしたw

これだけでも夢のような時間を過ごしているがこの旅ではもっと驚く経験をしたのだ。

SFにつき何日目かは忘れてしまったが某メーカーさんが仕事でDELUXE社へ行くといった。

メーカーさんは仕事も含めSFに来ているのだから当然だ。

数人で来ていた自分たちは滑ったり買い物したりなグループと別れて動く事になったのだが

DELUXE社に行ってみたかったしこんなチャンスはそうそう無いと思い自分はお願いして同行させてもらう事にした。

なんならこんなチャンスがあるだろうとこの旅について来させてもらった自分はついにきたと

ワクワク度はマックス状態だった。

そんなワクワク度を抑え平常なふりをしてDELUXE社へ同行した。

そこは古い倉庫のような建物で鉄の階段を上るとオフィスにつながっていた。

今のDELUXE社とは違う建物だと思う。

DELUXE社内に入ると色々なエリアに分かれている部屋を案内してくれた。

KROOKEDのエリアに行くとそこには普通にTOMMY GUERREROがいて

普通に握手して話しかけてくれた。

まさに夢のようだった。

少し広いミーティングルームみたいな所にとうされると

そこにJIM THIEBAUDが現れた。

もはやパニック寸前だ。

SFに来て本当に良かったと思った。

ミーティングをしてる間はウェアーハウスで遊んでるといいと言って

自分は新しいプロダクト(デッキやアパレル)が置かれている場所に連れて行ってもらった。

そこではANTI HEROのカタログに出ていたおじさんが仕事をしていたw

DELUXEブランドの色々なアイテムを一通り見る事ができるすごい場所でした。

ここで沢山のお土産をもらいめちゃくちゃ嬉しかった。

そうこうしてるとミーティングも終わりみんなと合流し会話を楽しんでいた。

僕は英語が全くわからないのでノリでやり過ごしていましたがw

そしてここからまた驚く展開になりました。

なんとその時通訳をしてくれていた人が

JIM THIEBAUDが俺のRAMPを滑りに行くかって言ってるよって言ってきたのだ。

おいおいJIM THIEBAUDのRAMPってあのJIM’S RAMPだよなぁって頭をよぎる。

そうあのJIMS RAMP JAMが行われたあのランプです。

確かカーディエル様が優勝してましたね。

蒼々たるメンツが登場するこのVHSを見て興奮していた僕には

本当にあそこなのか?

こんな事があっていいのか?

ともはや興奮を隠せずにいた。

ちなみにこのVHSです↑

本当にJIM’S RAMPに行ける事になってしまったのです!

そしてJIM THIEBOAUDが友人が鍵を持って現地に行くから行ってこいと送り出してくれました。

しかしVHSのパッケージに書いてあるようにJIM’S RAMPはOAKLANDにあるんです。

しかもJIM’S RAMPがある場所はまぁまぁ危ないエリアにある事を道中聞かされ

自分はちょっとビビリながら行く事になりました。

SFから橋を渡りOAKLANDに入り現地に近ずくとそこは工場地帯のようなところで

青い空が広がり街の音がほぼ無く遠くで微かに工場で機械の動く音が聞こえるところで

怖いエリアってのは本当なんだなと肌で感じました。

何事もなく現地に到着すると誰もいない

そんな危険な空気が流れる場所で鍵を持ってきてくれるJIM THIEBAUDの友人を

待つ事になった。

JIM’S RAMPを滑れるんだという興奮と危険なエリアに立っているドキドキでこの時

どんな会話をしたのかよく覚えていない。

ちなみに当時はRAMPを全然滑れないw

数分待つと青いピックアップトラックがやってきた。

運転席にはなんとMAX SCHAAFが座っていた。

鍵を持ってきてくれたのがMAX SCHAAFだったのだ。

REALが大好きだった自分だがバーチカルを滑る人ぐらいの認識で

この時までは特に好きなスケーターではなかった。

でも陽気にピックアップトラックを運転し現れたMAXはめちゃくちゃかっこよかった。

JIM’S RAMPのある建物の中はバイクやドラムセットが置かれ

ヒョウ柄のじゅうたんがひかれBEERのサーバーがあった。

このガレージがとてつもなくカッコ良く衝撃的だった。

今の自分のガレージ感好きはこの衝撃によるものなのは間違いない。

でかいスピーカーがあり音楽を流そうとMAXがコンポをON!

けど音楽が流れてこない

MAXがコンポをぶっ叩くとスピーカーから

爆音のRAMONESが流れてきた。

MAXはいつも通りかのようにサーバーからBEERを注いでいた。

そしてBEERを一口飲むと奥にあった鉄の扉を開けた。

扉の向こうには夢に見たJIM’S RAMPがあった。

RAMPなんて50/50するのがいっぱいいっぱいぐらいの自分が

MAX SCHAAFとJIM’S RAMPでセッションしたんです。

この時この夢のような出来事が続く旅のピークだった。

プロスケーターのMAXがいきなり日本から遊びに来た自分と

友達のように接してくれた事に本当に感動した。

セッション後僕はMAX SCHAAFのファンになっていた。

この時経験した全ての出来事がこの後の人生に大きな影響を与えてくれました。

もちろんこの後の経験や出会った人たちの影響も色々と受けてますが

この旅の帰りの飛行機で一生スケートボードに携わって生きていたいと思い

今の自分に至ります。

思えばこの旅の行きの飛行機で航空会社の手違いでまさかのビジネスクラスをメイクしたのは

この旅が幸運に恵まれるのを暗示していたのかもしれない。

 

今は情報が簡単に手に入る時代ですが

やっぱり自分の足で行動し生で会い影響を受けるって大事だと思います。

皆さんもコロナが終わったらいっぱい動いて良い影響を受けに出かけましょう。